絵本の森

あおぞらキンダーガーデンの父母の会有志で絵本・こどもについてリレーブログします。
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    じごくのそうべえ
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       今朝のお話会で読んできました。

      担当したクラスはちょっと騒がしくて、読み始め心配だったのですが、数ページ読んでいくと子供達がこの絵本に引き込まれていくのが分かりました。

      軽業師のそうべえが地獄へ行き、そこで知り合った仲間達とともに地獄めぐり(道場破りみたいなのね)をします。結局えんま大王がねをあげて、皆さま生き返るという古典落語をベースにした絵本です。田島征彦の迫力ある絵もぴったりです。

      ウ○チとかでてきて、男の子は大受けでした。男の子ってそういうの好きですよね。
      ちなみにもう一冊読んだのは以前紹介した「キャベツくんとぶたやまさん」。こちらも大受けで、朝から楽しく過ごしてくれた(はず)ことでしょう。
      | スナヲ | - | 09:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      サルビルサ
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        評価:
        スズキ コージ
        架空社
        ¥ 1,575
        (1996-09)

         明日の読み聞かせのために図書館で借りた一冊です。
        奇才スズキコージの作品。

        さかさま言葉を話国同士が獲物をめぐって、戦争になります。
        結末は両国とも滅びて、獲物は大鳥がさらっていくという救われない物語。

        台詞は全て、さかさま「サルビ」「ビルサ」「ジモ」「モジ」
        絵もシュールです。

        で、読み聞かせの練習のためうちの子供達の前で読んでみました。
        反応は・・・
        ????な顔でした。いちいち場面の説明をしなくては理解できないようです。
        これでは読み聞かせには使えないな。時々はこういう出会いもあります。
        | スナヲ | - | 03:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        キャベツくんとブタヤマさん
        0
           前回のお話会で使った本です。
          2冊読んで、最初の1冊は「ウェン王子ととら」。母子物語の王道です。
          クラスの子供たちがしんとなったその後に取り出したのが、この絵本。

          キャベツくんとブタヤマさんが橋を渡ろうとするとヘビ、ミミズ、青虫がやってきて、川には魚が橋の上の生物を食べようとうじゃうじゃやってきて、キャベツくんたちは大ピンチ。これで最期かとブタヤマさんはキャベツくんに懺悔までしちゃいます。

          叫び声とともにみな川に落ちてしまいました。でも奇跡の復活を遂げる二人(?)。

          ものすごくシュールです。絵も話も。自分で読んだときには何が面白いのか分かりませんでした。つじつまが合わないんです。でもクラスでは大受け。せっかく私が母子もので感動を集めたのに、結局は大爆笑で時間切れ。

          この話が分からない私は子供の心を失っているんだなと、ちょっと寂しくなりながらトボトボ家路につきました。
          | スナヲ | - | 20:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          わたしのワンピース
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            評価:
            にしまき かやこ
            こぐま社
            ¥ 1,155
            (1969-12)

            もう何も説明することがないくらい、絵本の王道の一冊。
            私が子供の頃からある絵本です。

            そらからしろいきれが落ちてきた
            ラララン ロロロン わたしににあうかしら。

            景色によって柄が変化するワンピース。
            こう書いてしまうとSFのようですが、どうしてこのテーマがこんなに女子の心をつかむのでしょうか。

            私は息子にこの本を用意しました。息子はワンピースが変化する場面より、「ミシンカタカタ ミシンカタカタ」の場面が好きでした。

            5歳離れた娘は花畑のもようのワンピースがお気に入り。私もこんなワンピース欲しいとせがまれます。おかーさんはどのワンピースが好き?おかーさんは草の実のワンピースが好きなの。と毎回お約束の会話。

            何の起伏もない穏やかな一冊。だからこそ長年読み継がれるんでしょうね。もし娘が子供を産んだら、この本を読み聞かせしてあげて欲しいです。
            | スナヲ | - | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            龍の子太郎
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              評価:
              松谷 みよ子
              講談社
              ¥ 1,470
              (2006-07-13)
              コメント:おとなになって読むとほろりと泣けてくる。

              ようたくんの絵本のあとに、こちらを少しずつ読み進めてきて
              民話いい!

              特に、松谷みよ子さんは、小学校の時以来。
              大人になって読むとほろりと泣けてくる。。。

              最後、ぼろぼろ泣いてしまった。

              おにいちゃんは、龍の子太郎がおかあさんと会えた時。
              おかあさんが人間に戻った時にふかいため息ついてました。

              民話。昔話。たくさんよんであげたいです。
              | 絵本係 | - | 17:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              ざりがにのおうさままっかちん
              0
                評価:
                大友 康夫
                福音館書店
                ¥ 1,365
                (1991-10-01)
                コメント:きょうは、こちらを読みました。 はちのすほいくえんの年中さんのこどもたちの話。 保育実践からうまれた本です。

                久しぶりに、読みました。

                これは、ほんとにこどものこころにぴたっときたみたいで
                ふたりともすがすがしいかおして、良かった!ほんとよかったよ〜って
                顔を見合わせていました。

                ざりがにがなかなかつれない女の子と、たいようぐみのみんなと
                たいようぐみのせんせいのはなしです。

                なんだか、あおぞらの保育にすごく通じるとこがあるなぁ

                なんかしゃーようちえんみたいだねぇっ。【弟】

                くわのみたんべるとことか。
                なかまをたすけるとことか。【兄】

                すてきなので是非!
                読書の秋です。
                こどもにも、良い本との出会いを・・・

                ゆうこ
                | 絵本係 | - | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                しょうぼうじどうしゃじぷた
                0
                   寝る前に子供たちに本を読みます。
                  読むのは私だったり、夫だったり。

                  今晩は私。
                  小学校3年生の息子が持ってきたのがこの本。

                  この本しばらく読んでなかったね。
                  ぼく、この本好きなんだ。

                  うん、うん、君が3歳くらいのときにこの本買ったんだよ。おかーさんも好きだから、沢山読んだよね。

                  ジープを改造した消防車じぷたは、はしご車ののっぽ君やポンプ車のぱんぷ君、救急車のいちもくさんたちの大活躍が羨ましくてたまりません。
                  ちっぽけな自分がみじめに思われて、自信喪失気味。
                  でもそんなじぷたしか消せない山火事が起こり、一躍じぷたは人気者になりお話は終わります。

                  話の起承転結がはっきりしていて、読み聞かせしやすい本です。
                  読んでいるこちらもじぷたに感情移入して、自信喪失な場面ではこちらまでみじめな気持ちになります。

                  私が好きな場面はじぷたが山火事を消しに向かう途中の街をぬけ、橋を渡っていく場面です。じぷたが風のように走っていく情景が描かれています。

                  おかーさん、この本を読み聞かせに持って行ったらいいのに。
                  ちょっと幼すぎない?
                  そんなことないよ、きっとみんな好きだと思う。
                  そうだね、みんなじぷたになりたいよね。
                  | スナヲ | - | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  三びきのこぶた
                  0
                     娘があおぞらキンダーガーデンで「さんびきのこぶたのいっぴきが〜わらのおうちをたてました〜♪」と手遊びを覚えてきました。

                    その様子がとても可愛いので、この本を図書館で借りて一緒に読んでみました。

                    が・・・・・

                    私が知っている(というか、世間一般に流布している)「三びきのこぶた」とは違う!!!
                    普通は、わらと木の家を建てた兄たちがオオカミに襲われ、二匹はれんがの家を建てた末弟のところに逃げ込み、おおかみを3匹でやっつけるでしょ。

                    それが、この本だといきなり兄二匹はオオカミに食べられてしまう。3匹目も食べようとするオオカミはあの手この手で豚をこぶたを外に連れ出そうとするけど、その度にこぶたはオオカミの裏をかき(それも結構ずるい手で)、オオカミは悔しがる。

                    最後にはやはり煙突から忍び込んだオオカミを大鍋で煮ちゃうんだけど(これは一緒だよね)、その後こぶたは・・・・

                    オオカミを食べてしまう

                    そんな結末があっていいのでしょうか。この本を娘に読んでいるうちに「なんかまずいな、この展開」になって、最後にこぶたがおおかみを食べてしまうシーンで娘は「こういうお話だったの」とポツリ。いやぁ、参りました。

                    でもこのストーリーがきっと本来の姿なんでしょう。狩猟民族の本能というか。
                    かなり前に流行った「本当はこわいグリム童話」と同じなんですね。

                    それにしても「三びきのこぶた」はイギリス民話だったんですね、知らなかった。


                    | スナヲ | - | 09:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    どうぞのいす
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                       先日娘が父親に買ってもらった絵本です。

                      うさぎさんがいすを作りました。みんなに座ってもらおうと思ったうさぎさんは「どうぞ」と看板を付けて野原にいすをおきました。

                      どんぐり拾いに疲れたロバさんがいすにどんぐりを置いてお昼寝していると、いろんな動物が代わる代わるやってきて、いすに置かれた食べ物を食べ、そのかわりに自分が持っていた食料を置いていきます。お昼寝から起きたロバさんはどんぐりが栗に変わっていて、びっくり。

                      というお話。

                      何のひねりも落ちもありません。でも読んでいると気持ちがほっこりする嫌みのないお話です。そう考えると、昨今の絵本はひねりすぎというか、考え過ぎのような気がします。落ちがないと作者も読み手も納得しないというか・・・

                      絵本のレーゾンテートルの一つには「読むと気持ちが落ち着く」があるのではないでしょうか。「どきどき」「はらはら」「大逆転」も、もちろんありですが、「もりのおひめさま」や「どうぞのいす」のようにたんたんと描写される分野の絵本を大切にしたいですね、私的には。
                      | スナヲ | - | 20:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                      カラス とだこうしろう
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                        評価:
                        とだ こうしろう
                        戸田デザイン研究室
                        ¥ 1,680
                        (2001-08)

                         今週、小学校の読み聞かせに持って行きました。

                        以前知り合いのフィンランド人が、「ヘルシンキの街にはカラスはいない、カラスは森の奥に住んでいる、日本はカラスが街にいるから驚いた」と話していました。

                        どうして国によって住む場所が違うのか不思議でしたが、この本を読んでちょっとだけ分かったような気がしました。

                        山に住んでいたカラスは宅地事業によって、東京へ出てきました。山では虫などを食べていたカラスはゴミ袋をあさり、人間の残飯を探すようになりました。そのうち野犬に襲われ、瀕死の状態になったカラスを助ける家族。怪我が治ったカラスは山へ帰る決心をしました。

                        エサをとるのではなくて、エサを漁る。東京に出て来たカラスは自尊心を失ってしまいます。野性を失った生き物は哀しいものです。

                        読み聞かせが終わった後で、「山のカラスと街のカラス、どちらが幸せだと思う?」と質問すると、子供たちはみな「山のカラス」と大声で答えました。そうだよね、山だと思うよね。でも私は「どっちかな。」としか言えませんでした。
                        | スナヲ | - | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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